プロジェクトカテゴリを管理する
概要
プロジェクトを任意にグループ化する仕組みとして、プロジェクトカテゴリがあります。プロジェクトごとに「顧客」や「業務分野」といったグループ情報を付加して、任意の観点でグループ化ができます。最大50個のカテゴリが設定可能で、カテゴリの名前は自由に変更できます。この機能を活用すると、工数やコスト、プロジェクトの進捗状況など、共通の特徴を持つプロジェクトに対する集計や比較が行いやすくなります。
本トピックでは、プロジェクトカテゴリの管理に関して以下の機能を説明します。
No. | 機能 | 説明 |
---|---|---|
1 | プロジェクトカテゴリを追加する | 新しいプロジェクトカテゴリを定義し、利用できるようにする。 |
2 | プロジェクトカテゴリの設定を変更する | プロジェクトカテゴリの定義を変更し、無効にしたり選択肢を変更する。 |
3 | プロジェクトカテゴリを削除する | 間違えて不要になったプロジェクトカテゴリを削除する。 |
4 | プロジェクトカテゴリを復元する | 削除したプロジェクトカテゴリを復元する。 |
5 | プロジェクトカテゴリを活用する | プロジェクトカテゴリを活用してデータ集計等を実行する。 |
共通手順
プロジェクトカテゴリを管理するにあたり、共通の前提として以下の操作をまず行います。
-
TimeTracker NXのグローバルナビでログイン名をクリックする。
-
[システム設定]を選択する。
-
ローカルナビの[プロジェクト]をクリックする。
-
左のメニューから[プロジェクトカテゴリ]を選択する。
プロジェクトカテゴリを追加する
プロジェクトの工数やコストを分析したり、共通の特徴を持つプロジェクトをまとめる場合、プロジェクトのプロジェクトカテゴリに共通の値を設定することができます。このプロジェクトカテゴリを利用するには、管理画面で定義する必要があります。
操作手順
- プロジェクトカテゴリ一覧の上部にある[+]アイコンをクリックする。
-
[プロジェクトカテゴリの作成]ダイアログでプロジェクトカテゴリ情報を入力する。
入力項目は以下のとおりです。
No. 項目 説明 1 名前 プロジェクトカテゴリの名前 2 コード プロジェクトカテゴリを識別するコード
プロジェクトカテゴリの検索などに利用します。3 説明 プロジェクトカテゴリの説明 4 選択肢 プロジェクトカテゴリで設定できる項目
カンマまたは改行で項目を区切って定義します。
定義がない場合は、ユーザーが値を自由に入力できます。5 グループ化を許可 チェックしたプロジェクトカテゴリは、プロジェクトの一覧や実績のエクスポート・ピボット分析で表示するフィールドとして利用できます。
※チェックされていない場合、そのプロジェクトカテゴリの値をプロジェクトに設定できますが、プロジェクトの一覧や実績のエクスポート・ピボット分析で表示できません。 -
[OK]ボタンをクリックする。
Note
作成可能なプロジェクトカテゴリは最大50個です。プロジェクトカテゴリの設定を変更する
登録したプロジェクトカテゴリの情報は後から変更することができます。プロジェクトカテゴリの選択肢を変更したり、プロジェクトカテゴリの名前を変更するような場合に利用します。
操作手順
- 対象とするプロジェクトカテゴリを選択する。
- ローカルナビの[プロパティ]アイコンをクリックする。
- [編集]ボタンをクリックする。
- プロジェクトカテゴリのフィールドの内容を修正する。
- [保存]ボタンをクリックする。
プロジェクトカテゴリを削除する
不要になったプロジェクトカテゴリを削除することができます。プロジェクトカテゴリを削除することで、そのプロジェクトカテゴリを他のプロジェクトカテゴリとして再利用できるようになります。
操作手順
- 削除対象のプロジェクトカテゴリを選択する。
- プロジェクトカテゴリ一覧の上部にある[ー]アイコンをクリックする。
Note
プロジェクトカテゴリを削除しても、既存のプロジェクトに設定した情報は残ります。 既存のプロジェクトに設定された値を削除する場合は、削除済みのプロジェクトカテゴリを選択し、[操作]リストにある[データをクリア]を選択します。 削除済みのプロジェクトカテゴリを表示するには、[フィルタ]を[削除済み]に変更します。プロジェクトカテゴリを復元する
削除したプロジェクトカテゴリを復元することができます。誤って削除したプロジェクトカテゴリを元に戻す場合に利用します。
Note
[操作]リストの[データをクリア]から削除したデータは復元できません。操作手順
- [フィルタ]で「削除済み」を選択する。
- 対象とするプロジェクトカテゴリを選択する。
Note
複数選択して、まとめて操作することもできます。 - プロジェクトカテゴリ一覧の上部にある[操作]をクリックする。
- [復元]を選択する。
プロジェクトカテゴリを活用する
プロジェクトカテゴリは、以下の機能とともに活用することができます。
ピボット分析
工数やコストのデータの集計軸として、プロジェクトカテゴリが使用できます。プロジェクトをグループ化して集計する場合に便利です。
Note
Standard Editionでは、ピボット分析は利用できません。実績エクスポート
実績工数に付随するデータとして、プロジェクトカテゴリも出力データに含めることができます。Excel形式もしくはCSV形式で出力されるので、Excel帳票や他システムに取り込んでデータを分析したい場合に便利です。
プロジェクト・プロジェクト横断・ダッシュボード
プロジェクトやプロジェクト横断、ダッシュボードの各機能においてプロジェクトを選択する際に表示されるプロジェクト一覧において、プロジェクトカテゴリの情報も表示させることができます。他の表示列と同様に、プロジェクトカテゴリでもソート可能です。目的のプロジェクトを見つけやすくしたり、一覧を整理して表示するというように活用できます。