プロファイルを管理する
概要
プロファイルとは、プロジェクトの各種設定をあらかじめ定義したものです。新規プロジェクト作成時にプロジェクトに適用することで、初期設定の手間をかけることなく、スムーズにプロジェクトを作成することができます。会社や部署における標準の設定を各プロジェクトに容易に反映できます。
プロファイルの使い方
業務分野ごとの内容を考慮して、それぞれのプロファイルを作成することをおすすめします(下図②)。プロジェクトを作成する際に、そのプロファイルを割り当てることで、プロファイルの内容がプロジェクトに反映されます(下図③)。同じ設定のプロジェクトを複数作成するような場合に大変便利です。
上図の「継承」を含むプロファイルの体系的な管理方法については、「プロファイルのバージョン管理・継承について」を参照ください。
これらの仕組みを活用することで、プロジェクト作成後もプロファイルの変更内容を反映することができるので、ルールやプロセスの変更があった場合も随時反映できます。
プロファイルの構成
プロファイルは以下の構成になっています。
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プロジェクトの基本情報:詳細は「プロファイルの基本情報を変更する」を参照ください。
- バージョン共通の情報
- バージョン固有の情報
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利用するアイテムタイプ:詳細は「アイテムタイプを管理する」を参照ください。
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アイテムタイプ別の設定
- 工程分類・作業分類の定義
- 構成するフィールド
- 画面レイアウト
- 選択可能なステータス
プロファイルの管理に関連して、以下の機能を説明します。
-
プロファイルの基本操作
No. 機能 説明 1 プロファイルを分類する カテゴリを作成しプロファイルを整理する。 2 プロファイルを追加する プロファイルを新規に作成する。 3 プロファイルの基本情報を変更する プロファイルの公開・非公開などの基本情報を変更する。 4 プロファイルを削除する 不要になったプロファイルを削除する。 5 プロファイルを復元する 削除したプロファイルを復元する。 Note
Standard Editionでは、[プロファイルの基本情報を変更する]のみ利用できます。
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アイテムタイプの操作
No. 機能 説明 1 アイテムタイプを定義する プロファイルで利用するアイテムタイプを定義する。 2 アイテムタイプ別に工程分類・作業分類を設定する アイテムタイプごとに、利用できる工程分類や作業分類を設定する。 3 アイテムタイプ別にフィールドを定義する アイテムタイプごとに、プロジェクトで利用できるフィールドを定義する。 4 アイテムタイプ別に画面レイアウトを定義する アイテムタイプごとに、プロパティの画面レイアウト(フィールドの配置)をカスタマイズする。 5 アイテムタイプ別にステータスを定義する アイテムタイプごとに、プロジェクトで利用可能なステータスを定義する。 Note
Standard Editionでは、[アイテムタイプ別に工程分類・作業分類を設定する]のみ利用できます。
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プロファイル/アイテムタイプのアップデート、継承に関する操作
No. 機能 説明 1 プロファイルを改訂する 新しいバージョンのプロファイルを作成する。 2 継承元プロファイルの変更を反映する 継承元のプロファイルが改訂された場合、変更内容を取り込む。 3 プロファイルの変更内容をプロジェクトに反映する プロファイルの変更内容を継承先プロファイルに反映する。 4 プロファイルの設定をリセットする プロファイルに対する変更をクリアし、継承元プロファイルの設定に戻す。 5 アイテムタイプの設定をリセットする アイテムタイプに対する変更をクリアし、継承元の状態に戻す。 Note
・継承とバージョンの考え方は、「プロファイルのバージョン管理・継承について」を参照ください。
・継承していないプロファイルではNo.2,4,5の機能を実施できません。(ボタンは表示されません)
共通手順
プロファイルを管理するにあたり、共通の前提として以下の操作をまず行います。
-
TimeTracker NXのグローバルナビでログイン名をクリックする。
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[システム設定]を選択する。
-
ローカルナビの[プロファイル]をクリックする。
-
プロファイルの一覧から対象プロファイルを選択する。
- プロファイル一覧の上部にある[詳細を表示]ボタンをクリックする。
プロファイルを分類する
プロファイルのカテゴリを作成し、プロファイルを整理します。
操作手順
-
画面左の[編集]ボタンをクリックする。
-
[カテゴリを追加]をクリックする。
-
追加されたカテゴリに名前を入力する。
- [完了]ボタンをクリックする。
- 作成したカテゴリをプロファイルの基本情報に設定する。
詳細は「プロファイルの基本情報を変更する」を参照ください。
Note
カテゴリの削除や名前の変更は、対象カテゴリを右クリックして表示されたメニューから行います。
プロファイルを追加する
プロジェクトに適用するプロファイルを追加します。
プロファイルを作成するには、以下の方法があります。
- 新規で始めから全てを定義する。
- 既存のプロファイルをベースにして作成する。
操作手順
- 左のメニューからプロファイルを格納するカテゴリを選択する。
-
プロファイル一覧の上部にある[+]アイコンをクリックする。
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[プロファイルの作成]ダイアログでプロファイルの作成方法を選択する。
プロファイルの作成方法は以下のとおり。
No. 項目 説明 1 新規作成 新規で初めからプロジェクトを設定するときに使用します。
一般的なアイテムタイプ(タスク、パッケージ)が定義されます。2 既存プロファイルを継承 継承元のプロファイルを指定します。
継承した場合、継承元のプロファイルが変更された場合、変更内容を取り込むことができます。
継承の考え方は、「プロファイルのバージョン管理・継承について」を参照ください。3 既存プロファイルをコピー 既存のプロファイルの内容をコピーしてプロファイルを作成します。
プロファイル作成の手間を省きたいときに便利です。Note
[既存プロファイルをコピー]を選択した場合、コピー元のプロファイルを変更してもコピー先のプロファイルに反映することはできません。
変更内容を反映したい場合は[既存プロファイルを継承]を選択してください。[既存プロファイルを継承]、[既存プロファイルをコピー]を選択した場合は、継承/コピー元のプロファイルを選択します。プロファイルにカーソルを合わせるとバージョンが表示されますので、対象のバージョンを選択してください。
Note
プロファイルを「公開」状態にしていない場合は一覧に表示されません。対象が表示されない場合は設定内容を確認してください。
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プロファイルの基本情報を入力する。
入力項目は以下のとおり。
No. 項目 説明 1 名前 プロファイルの名前 2 コード プロファイルのコード 3 バージョン プロファイルのバージョン
対象のプロファイルごとにユニークな値に設定する必要があります。4 説明 プロファイルの説明 -
[完了]ボタンをクリックする。
プロファイルの基本情報を変更する
追加したプロファイルの基本情報(コードや公開情報など)を後から変更することができます。
操作手順
- 対象プロファイルを選択する。
- プロファイル一覧の上部にある[詳細を表示]ボタンをクリックする。
- 編集対象のバージョンを指定し、[編集]ボタンをクリックする。
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プロファイルの基本情報を変更する。
プロファイルの基本情報は以下の3つに分類できます。
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プロファイル情報(バージョン共通)
No. 項目 説明 1 名前 プロファイルの名前 2 コード プロファイルのコード 3 カテゴリ プロファイルのカテゴリ
「プロファイルを分類する」で追加したカテゴリを入力します4 説明 プロファイルの説明 Note
・この情報を更新した場合、バージョン違いの他プロファイルにも反映します。
・本情報を変更しても、継承先のプロファイルに「アップデート」ボタンは表示されません。 -
プロファイル情報(バージョン固有)
No. 項目 説明 1 バージョン プロファイルのバージョン 2 公開状態 他プロファイルへの公開可否 3 更新日時 プロファイルの設定が更新された日 4 継承元プロファイル 継承元プロファイルの情報(プロファイル名とバージョン) 5 改訂内容 前回バージョンからの変更内容 6 タイムシートで工程分類の設定を必要とする 実績工数に必ず工程分類を設定する場合は、チェックします。* 7 タイムシートで作業分類の設定を必要とする 実績工数の必ず作業分類を設定する場合は、チェックします。* /* アイテムタイプ毎に入力可能な工程分類・作業分類を設定できます。下記[利用するアイテムタイプ]の手順で設定してください。
Note
公開状態を「非公開」にした場合、対象のプロファイルを継承しているプロファイルはアップデートできません。
-
利用するアイテムタイプ
アイテムタイプ別に設定できる項目の具体的な内容については、以下のとおりです。
No. 項目 説明 1 工程分類 ワークアイテムを「設計」「実装」など工程の視点で細分化する情報です。
実績工数に工程分類を割り当てることで、より詳細に実績工数を集計することができます。2 作業分類 ワークアイテムを「レビュー」「手戻り」など作業の視点で細分化する情報です。
実績工数に作業分類を割り当てることで、より詳細に実績工数を集計することができます。3 フィールド構成 プロジェクトで利用するフィールドをアイテムタイプ(「タスク」「パッケージ」など)ごとに設定します。
必要なフィールドのみを定義することで、プロジェクトの管理をシンプルにすることができます。4 画面レイアウト ワークアイテムのプロパティ画面で表示する項目のレイアウトを、カスタマイズします。
頻繁に確認するフィールドを上位に表示するなど、運用に合わせて表示内容を最適化できます。5 ステータス アイテムタイプごとに[ステータス]フィールドの選択肢を定義します。
ステータスと進捗率の値を関連付けることができるので、プロジェクトで独自に進捗状況を表現することが可能になります。
-
-
[保存]ボタンをクリックする。
アイテムタイプを定義する
このプロファイルを適用したプロジェクトで利用可能とするアイテムタイプを設定することができます。
操作手順
アイテムタイプを追加する
- 対象プロファイルを選択する。
- プロファイル一覧の上部にある[詳細を表示]ボタンをクリックする。
- 左側のメニューから[ワークアイテム]を選択する。
-
ワークアイテム一覧の上部にある[+]アイコンをクリックする。
-
[追加するアイテムタイプの選択]ダイアログで、追加するアイテムタイプを[追加対象]に移動する。
- [OK]ボタンをクリックする。
Note
削除する場合は、対象工程分類を選択し[-]ボタンをクリックします。
削除したアイテムタイプを復元する
- 対象プロファイルを選択する。
- プロファイル一覧の上部にある[詳細を表示]ボタンをクリックする。
- 左側のメニューから[ワークアイテム]を選択する。
- [フィルタ]で「削除済み」を選択する。
- 対象とするアイテムタイプを選択する。複数選択も可。
- アイテムタイプ一覧の上部にある[操作]をクリックする。
- [復元]を選択する。
アイテムタイプ別に工程分類・作業分類を設定する
プロジェクトで使用する工程分類や作業分類を、アイテムタイプごとに設定することができます。
操作手順
工程分類を設定する
- 対象プロファイルを選択する。
- プロファイル一覧の上部にある[詳細を表示]ボタンをクリックする。
-
左側のメニューから対象のアイテムタイプ(タスクやパッケージ)を選択する。
-
[編集]ボタンをクリックする。
- [設定可能な工程分類]の右側にある[+]ボタンをクリックする。
- [追加する工程分類の選択]ダイアログで、追加する工程分類を[追加対象]に移動する。
- [保存]ボタンをクリックする。
Note
削除する場合は、対象工程分類を選択し[-]ボタンをクリックします。
作業分類を設定する
- 対象プロファイルを選択する。
- プロファイル一覧の上部にある[詳細を表示]ボタンをクリックする。
- 左側のメニューから対象のアイテムタイプ(タスクやパッケージ)を選択する。
- [編集]ボタンをクリックする。
- [設定可能な作業分類]の右側にある[+]ボタンをクリックする。
- [追加する作業分類の選択]ダイアログで、追加する作業分類を[追加対象]に移動する。
- [保存]ボタンをクリックする。
Note
削除する場合は、対象作業分類を選択し[-]ボタンをクリックします。
アイテムタイプ別にフィールドを定義する
プロジェクトで使用するフィールドをアイテムタイプごとに定義することができます。
操作手順
フィールドを追加する
システムで定義されたフィールドに加え、ユーザー自身が定義したフィールドの中からアイテムタイプの目的に合わせて、必要になるフィールドを追加できます。
- 対象プロファイルを選択する。
- プロファイル一覧の上部にある[詳細を表示]ボタンをクリックする。
-
左側のメニューから対象アイテムタイプの[フィールド]を選択する。
-
フィールド一覧の上部にある[+]ボタンをクリックする。
- [追加するフィールドタイプの選択]ダイアログで、追加するフィールドタイプを[追加対象]に移動する。
- [OK]ボタンをクリックする。
Note
追加したフィールドに対して計算式を定義できます。 計算式については、「計算式を使用する」をご参照ください。
フィールドを削除する
アイテムタイプの目的に合わない不要なフィールドを削除して、管理する情報の整理や最適化を行います。
Note
システムで定義されたフィールド(システムフィールド)は削除できません。
- 対象プロファイルを選択する。
- プロファイル一覧の上部にある[詳細を表示]ボタンをクリックする。
- 左側のメニューから対象アイテムタイプの[フィールド]を選択する。
- 削除対象のフィールドを選択する。
- フィールド一覧の上部にある[-]ボタンをクリックする。
フィールドを変更する
単一行テキストのフィールドなど、ユーザーが情報を入力する際に選択肢を選べるフィールドでの選択肢の追加や変更を行うことができます。また、選択肢を全て削除するとユーザーが自由入力できるフィールドになります。
- 対象プロファイルを選択する。
- プロファイル一覧の上部にある[詳細を表示]ボタンをクリックする。
- 左側のメニューから対象アイテムタイプの[フィールド]を選択する。
- ローカルナビの[プロパティ]アイコンをクリックする。
- [編集]ボタンをクリックする。
- フィールドの内容を修正する。
- [保存]ボタンをクリックする。
Note
フィールドの変更はアイテムタイプを跨いだ共通の設定になります。
そのため、あるアイテムタイプで変更した内容でも、他のアイテムタイプに反映されます。
アイテムタイプ別に画面レイアウトを定義する
タイムシートやプロジェクトのワークアイテムのアイテムプロパティで表示するフィールドの画面レイアウトは、カスタマイズすることができます。頻繁に確認するフィールドを上位に表示するなど、運用に合わせて表示内容を最適化できます。
アイテムタイプごとに表示対象とするフィールドの選択や並び順を設定することができます。
また、フィールドの数が多くなって煩雑になった場合は、グループ分けして整理することができ使いやすくなります。
操作手順
- 対象プロファイルを選択する。
- プロファイル一覧の上部にある[詳細を表示]ボタンをクリックする。
-
左側のメニューから対象アイテムタイプの[画面レイアウト]を選択する。
-
[画面レイアウトを指定]をクリックする。
- [画面レイアウトの設定]ダイアログで、[画面レイアウトを指定]をチェックする。
-
表示するフィールドを以下のようにカスタマイズする。
No. 編集内容 操作 1 表示対象に追加 [フィールド]から対象フィールドを選択し[→]をクリックする。 2 表示対象から削除 [画面構成]から対象フィールドを選択し[←]をクリックする。 3 グループの作成 [操作] - [グループを追加]を選択する。 4 並び順の変更 フィールドをドラッグ&ドロップして移動する。 -
[OK]ボタンをクリックする。
アイテムタイプ別にステータスを定義する
ワークアイテムの進捗状況は、進捗率の値だけでなく、ステータスの文字列で管理することもできます。アイテムタイプごとに、[ステータス]フィールドの選択肢を定義します。ステータスと進捗率の値を関連付けることができるので、プロジェクトで独自に進捗状況を表現することが可能になります。
操作手順
ステータスを追加する
システムで定義されたステータスの中から、ワークアイテムの特徴に合わせたステータスを追加することができます。
- 対象プロファイルを選択する。
- プロファイル一覧の上部にある[詳細を表示]ボタンをクリックする。
-
左側のメニューから対象アイテムタイプの[ステータス]を選択する。
-
ステータス一覧の上部にある[+]ボタンをクリックする。
- [追加するステータスタイプの選択]ダイアログで、追加するステータスを[追加対象]に移動する。
- [OK]ボタンをクリックする。
ステータスを削除する
間違えて追加したなどアイテムタイプの目的に合わない不要なステータスを削除して、プロジェクト運用時におけるステータスの選択肢を最適化します。
- 対象プロファイルを選択する。
- プロファイル一覧の上部にある[詳細を表示]ボタンをクリックする。
- 左側のメニューから対象アイテムタイプの[ステータス]を選択する。
- 削除対象のステータスを選択する。
- ステータス一覧の上部にある[-]ボタンをクリックする。
ステータスの進捗率を変更する
ステータスを選択した際に進捗率に反映する値を変更します。また、進捗率の値を更新した際にこの値を越えると、ステータスが自動的に反映されます。
- 対象プロファイルを選択する。
- プロファイル一覧の上部にある[詳細を表示]ボタンをクリックする。
- 左側のメニューから対象アイテムタイプの[ステータス]を選択する。
- ステータスの[進捗率]列に進捗率を入力する。
プロファイルを削除する
不要になったプロファイルを削除することができます。継承元になっているプロファイルを削除しても、継承先のプロファイルはそのまま利用することができます。
操作手順
- プロファイル一覧画面から削除対象のプロファイルを選択する。
-
プロファイル一覧の上部にある[-]アイコンをクリックする。
プロファイルを復元する
削除したプロファイルを復元することができます。誤って削除したり、削除したプロファイルを再利用したりする場合に利用します。
操作手順
- プロファイル一覧画面にて、[フィルタ]で「削除済み」を選択する。
- 対象とするプロファイルを選択する。複数選択も可。
- プロファイル一覧の上部にある[操作]をクリックする。
- [復元]を選択する。
プロファイルを改訂する
プロファイルには会社として定義されたルールやプロセスを反映していますが、会社のプロセスが更新された場合、プロセスとプロファイルのバージョンを紐づけて管理することができます。 プロファイルを変更する場合は以下の方法があります。
- 前バージョンを残したまま、別のバージョンを作成する。
- 現在のバージョンを更新する。
ここからは、「前バージョンを残したまま、別のバージョンを作成する。」の処理を説明します。 「現在のバージョンを更新する」の手順は、「プロファイルの基本情報を変更する」を参照ください。
操作手順
-
プロファイル詳細画面で[改訂]ボタンをクリックする。
Note
[改訂]ボタンは以下の状態では有効になりません。
・編集画面の場合:この場合は[保存]、[キャンセル]ボタンをクリックしてください。
・表示されたバージョンが最新ではない場合:この場合は最新のバージョンを表示してください。 -
改訂後のバージョンを入力し、[OK]ボタンをクリックする。
Note
改訂後のバージョンは任意の文字列で入力可能です。ただし、過去のバージョンと重複したバージョン名は指摘できません。
-
プロファイルの編集画面にて、プロファイルの公開状態を「公開」に変更する。
上記処理完了後、継承先のプロファイルを更新することができます。「プロファイルの変更内容をプロジェクトに反映する」、「継承元プロファイルの変更を反映する」をご参照ください。
継承元プロファイルの変更を反映する
他のプロファイルを継承してプロファイルを作成した場合、継承元プロファイルの変更を反映することができます。手動でのコピー作業は不要であり、最新のプロセスに容易に追従できます。
操作手順
- 反映対象プロファイルのプロファイル詳細画面を開く。
-
継承元プロファイルが更新されている場合、アップデートが可能になっているため、「詳細表示...」で更新内容を確認する。
-
[アップデート情報]ダイアログの「最新バージョン」、「利用バージョン」、「変更履歴」を確認し、[アップデート]ボタンをクリックする。
改訂履歴には、「利用バージョン」~「最新バージョン」間のプロファイルの「改訂内容」が表示されます。
Note
・手順2で[アップデート]ボタンをクリックしても本手順と同じ動作になります。
・「最新バージョン」と「利用バージョン」が同じでも[アップデート]ボタンが表示される可能性があります。(バージョンは同じで内容が改訂された場合) -
プロジェクトを管理する - 「プロファイルを更新する」の手順4と同じ方法でアップデートの方法を選択する。
- 操作が完了すると、[アップデート]ボタンは表示されなくなります。
プロファイルの変更内容をプロジェクトに反映する
更新したプロファイルの内容は、プロファイルのバージョン管理や継承により、既存のプロジェクトへ反映することができます。会社として定義された最新のルールやプロセスを各プロジェクトに随時反映させることができます。
プロファイルの更新内容は複数のプロジェクトに一括して反映する方法と、個々のプロジェクトで反映する方法があります。それぞれの詳細は方法は以下の該当機能をご覧ください。
プロファイルの設定をリセットする
プロファイルを変更した後、元の設定に戻したい時はプロファイルの設定をリセットすることができます。プロファイルの変更を取り消したいときや過去の状態に戻したいときに便利です。
操作手順
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プロファイル詳細画面で[継承元プロファイルの設定に戻す]ボタンをクリックする。
Note
本処理実施後、「継承元プロファイル」記載バージョンの内容に設定されます。
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ダイアログの内容を確認し、[OK]ボタンをクリックする。
アイテムタイプの設定をリセットする
「プロファイルの設定をリセットする」と同様に、アイテムタイプの設定をリセットすることも可能です。「プロファイル全体の設定は残したいが個別のアイテムタイプに限って元の設定に戻したい」場合にご活用いただけます。
操作手順
- プロファイル詳細画面で[ワークアイテム]を表示し、アイテムタイプの一覧を表示する。
- 対象のアイテムタイプ(複数選択可能)を選択し、プロジェクト一覧の上部にある[操作]をクリックする。
-
表示されるメニューから[継承元プロファイルの設定に戻す]を選択する。
-
ダイアログの内容を確認し、[OK]ボタンをクリックする。
Note
本処理実施後、プロファイル詳細画面の「継承元プロファイル」記載バージョンの内容に設定されます。