徹底活用テクニック
プランナー
プロジェクト内の工程別工数を簡単な操作で分析する
- 対象バージョン :
- TimeTracker FX 3 以降のProfessional Edition
プランナーのクイックレポートは、タイムシートのものと比べて使用するのが難しそうな印象がありますが、決してそんなことはありません。タイムシートと同じように、WBS上のノードをドラッグ&ドロップするだけの簡単な操作でレポートの条件を登録することができます。
WBSの作り方次第で、「エンジニアリング工数と管理工数」「作業工数、レビュー工数と手戻り工数」「アクティビティ別」などの分析が可能です。今回は開発プロセスに着目し、各開発工程を集計単位に設定することにより、プロジェクト内の工程別工数や工程間工数比率を分析してみましょう。
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プランナーの[クイックレポート]ペイン上で右クリックし、メニューから[新しいレポート]を選択します。[カスタムレポートの編集]ダイアログ上で名前を入力し、「工数の内訳」を選択します。集計項目の設定は空白のままにしておきます。
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このプロジェクトには複数の要求(開発案件)があり、各要求の下には一連の開発工程が共通で定義されています。これらの工程のタスクパッケージを選択し、[クイックレポート]ペインまでドラッグします。
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ドラッグされたタスクパッケージの名前を含むタスクの実績が自動的に集計されます。工程間の内訳も円グラフで表示されます。細かい設定は一切必要ありません。
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各要求(開発案件)のタスクパッケージを選択すると、選択部分のみの集計結果が表示されます。共通のWBSが定義されているので、各要求に対して同じ分析軸でドリルダウンしていくことができますね。