導入事例

現場に負荷をかけずに報告データの精度が向上

mti

株式会社エムティーアイ様

Q-導入前の課題

複数コンテンツのスケジュールの調整と人員配置

1日に数十件を配信し、競合他社よりも早い配信が収益を左右するコンテンツ配信事業ですが、音楽配信や天気予報などコンテンツの種別に配信タイミングが異なります。通常はコンテンツ別に人員配置していますが、繁忙時期や作業量に応じた適正な人員配置を行うことが課題となっていました。

こんな悩みもありました

  • ・スケジュール管理ソフトやExcelを併用し、データの整合が取りにくい
  • ・Excelなどでの工数入力や集計では手間
  • ・結局、感覚や定性的な進捗報告に頼ることになり、正しい進捗が把握できない
  • ・PM毎に使用ツールが異なり、管理者が全体を俯瞰しにくく、結局ヒアリングで得た状況から判断していた

Q-活用方法

工数とスケジュールの管理をTimeTrackerで一元化

工数とスケジュールの管理を、今までのExcelなど複数ツールでの併用からTimeTrackerに一元化されました。当初は慣れ親しんだツールからの乗り換えに躊躇するメンバも存在しましたが、Microsoft Projectからのスケジュールのインポート機能や、Excelとのデータ連携機能の活用などで徐々に移行が加速し、現在ではすべてのプロジェクトで TimeTrackerを利用されています。

複数のコンテンツのスケジュールの見える化

複数のコンテンツ配信のスケジューリングはアナリストのガントチャート機能を使って、複数のプロジェクトを一覧化することで遅れを即座に把握されています。

工数による負荷状況の把握

複数プロジェクトのガントチャートを確認し、遅れが懸念されるプロジェクトを発見すると、リソース負荷機能のグラフを見ながら割り当てられる作業者を特定し、人員配置の調整が行われています。

Q-導入後の効果

複数コンテンツの把握と人員の調整が容易に

配信の遅れそうなコンテンツが即座に把握できるようになりました。それに応じて、負荷を考慮したリソース調整を行うことで、早期に支援できるようになったとのことです。

複数プロジェクトの遅れを警告表示で確認できるようになりました。

現場に負荷をかけずに報告データの精度が向上

TimeTrackerでは、作業者が簡単な操作で工数実績を入力できるだけでなく、同時に作業ごとの進捗率や、成果量を報告する機能があるため、工数と進捗の報告が現場に負荷なく実現できるようになりました。ツールの一元化によって、工数や進捗データの精度が向上されたとのことです。

プロジェクト横断で負荷状況を確認したうえでのリソース調整が可能になりました。

工数の精度向上により、コストの見える化や会計監査・JSOX法にも発展

導入から2年半が経ち、工数入力が定着して、精度も高くなってきたとのことです。それにより、正確なコストの見える化だけでなく、会計監査でも確かな根拠として認めらているという新たな効果もみえてきたそうです。現在は金融商品取引法(日本版SOX法)に対応した内部統制の指標としても活用されています。

お客様のコメント

お客様のコメント

ツールをTimeTrackerに一元化したことにより、リソースの負荷や稼働状況をリアルタイムに把握し、改善することが可能になりました。また、分析ツールが増えてきたことで、全体を俯瞰した上で細部の分析へとブレイクダウンすることも容易になったと思います。今後は、工数だけでなく、コスト管理の視点からアーンド・バリュー・マネジメントによるプロジェクト管理を強化していきたいと考えています。

株式会社エムティーアイ 
ITセンター 土肥様

業種分類 情報通信業
事業内容 携帯向け「music.jp®」をはじめ各種コンテンツ配信事業/自社メディア型広告事業
事業紹介

コンテンツ配信事業

『music.jp®』でおなじみの「着うたフル®」や「着うた®」などの“音楽系サイト”から、「天気予報」「道路交通情報」「地図」などの“生活情報系サイト”、人気の「デコメール®」や「コミック」などの“エンターテインメント系サイト”まで、さまざまなジャンルの公式サイトを運営し、有料会員数 802万人(09年9月)を誇る。

自社メディア型広告事業

「デコメール®」素材を提供する、質・量ともに国内最大級の無料デコメールサイト『デコとも』と、アバターアイテムとデコメールで飾れるブログが楽しめる SNSサイト『ログとも』などを運営し、『デコとも』『ログとも』あわせて会員は423万人(09年9月)に達する。

導入部署 コンテンツ開発/運用・保守部門
Webサイト http://www.mti.co.jp/