徹底活用テクニック
タイムシート
レビュー工数比率と手戻りの工数を確認する
- 対象バージョン :
- TimeTracker FX 2.7 以降のProfessional Edition
開発系などのプロジェクトで重要な観点の一つが品質です。品質は、一般的にはレビュー等で検出した成果物の不具合件数を活用して状況をウォッチすると思います。これに加えて、工数を活用して工程の質を見える化する方法もお勧めします。例えば、プロジェクト実施中に、レビューの投入工数と、手戻り工数の推移を確認すれば、プロジェクトの品質の傾向を工数でも判断できるようになります。また、レビュー工数比率をどれだけにすれば、品質が確保できたかの過去データがあれば、今後の見積もりや納入時の品質判断、フェーズとの移行判断材料にすることもできます。
TimeTracker FXの「クイックレポート」機能を使えば、プロジェクトのレビュー工数比率、手戻り工数の比率を簡単に見える化できます。
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クイックレポートを表示して、コンテキストメニューから[新しいレポート]を選択し、新規にレポートを作成します。[工数の合計・比率]を選択し、[追加]ボタンを押して集計項目を追加します。
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画面のように集計対象のWBSの名前をキーワードとして登録します。除外キーワードは「管理」など、合計値や比率の集計の対象外とするWBSの名前です。手戻り工数を集計する場合は、「手戻り」などという名前のタスクをあらかじめ定義しておきます。
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任意のWBSを選択すると、そのWBS以下の工数について自動的に集計します。推移グラフも表示できるので、レビュー工数比率が妥当かどうか、手戻り工数の改善状況などが確認できます。