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システム動作を設定する

概要

Adminのシステム動作画面では、工数入力粒度や標準通貨などシステム全体に関わる設定の確認や変更をすることができます。システム動作の設定について、以下の機能を説明します。

No. 機能 説明
1 セキュリティを設定する ユーザーのパスワードとして登録する文字列に対し、制約を設定します。
2 工数入力粒度を設定する 計画工数や実績工数を入力する際の最小単位をそれぞれ設定します。
3 標準通貨を設定する TimeTracker NXで管理するコストの通貨単位を設定します。
4 標準コスト単価を設定する リソースの割り当てがないアイテムのコスト計算に使用するコスト単価を設定します。
5 既定のプロファイルを設定する プロジェクト作成時のプロファイル選択画面で最初に選択された状態とするプロファイルを設定します。
6 プロジェクト編集の制約を設定する プロジェクトコードに対して、必ずユニークとする制約を設定します。
7 プロジェクト画面でのリソース負荷の表示権限を設定する プロジェクト画面で表示するリソース負荷のデータに対して、分析機能のリソース負荷表示に適用する権限を反映するか設定します。
8 分析機能の制限を設定する ピボット分析機能の「すべてのアイテム」に対する制限を設定します。
9 既定の表示言語を設定する ユーザーを新規追加時に初期値とする表示言語とタイムゾーンを定義します。

共通手順

システム動作を設定するにあたり、共通の前提として以下の操作をまず行います。

  1. TimeTracker NXのグローバルナビでログイン名をクリックする。

  2. [システム設定]を選択する。

  3. グローバルナビの[システム動作]をクリックする。

  4. 左のメニューから[システム動作設定]を選択する。

  5. [編集]ボタンをクリックする。

セキュリティを設定する

ユーザーのパスワード必要強度を設定します。

操作手順

  1. [パスワードの必要強度]を選択する。選択肢は以下のとおり。

    No. 項目 説明
    1 強い 文字数が14以上で、3つ以上の文字種類を使用している。
    2 やや強い 文字数が8~13で、3つ以上の文字種類を使用している。
    3 普通 以下のいずれかである。
    ・文字数が8~13で、2つの文字種類を使用している。
    ・文字数が14以上で、3つ未満の文字種類を使用している。
    4 やや弱い 文字数が8~13で、1つの文字種類を使用している。
    5 弱い 以下のいずれかである。
    ・文字数が8文字以下である。
    ・数字のみである。
    ・特定の文字列の単語を含んでいる。
    6 なし 条件なし

    Note

    特定の文字列の単語は次の通り。
    password, qwerty, abc, admin, root, 123

    Note

    文字種類は次の4種類。
    アルファベット小文字、アルファベット大文字、数字、記号(!"#$%&'()*+,-./:;<=>?@[]^_`{|}~)

  2. [保存]ボタンをクリックする。

工数入力粒度を設定する

計画工数や実績工数を入力する際の最小単位を別々に設定します。必要とする工数データの粒度から適切な単位を設定します。

操作手順

  1. [計画工数の入力粒度]や[実績工数の入力粒度]を選択肢から選択する。 [計画工数の入力粒度]の選択肢は以下のとおり。

    No. 項目 説明
    1 6分 6分単位で計画工数を入力できます。
    2 15分 15分単位で計画工数を入力できます。
    3 60分 1時間単位で計画工数を入力できます。

    [実績工数の入力粒度]の選択肢は以下のとおり。

    No. 項目 説明
    1 5分 5分単位で実績工数を入力できます。
    2 6分 6分単位で実績工数を入力できます。
    3 10分 10分単位で実績工数を入力できます。
    4 15分 15分単位で実績工数を入力できます。
  2. [保存]ボタンをクリックする。

標準通貨を設定する

標準通貨とは、TimeTracker NXで管理するコストの通貨単位です。

操作手順

  1. [通貨記号]をリストから選択する。選択肢は以下のとおり。

    No. 項目 説明
    1 日本円
    2 $ 米ドル
    3 ユーロ
  2. [小数点以下の桁数]を0~9で入力する。

  3. [保存]ボタンをクリックする。

標準コスト単価を設定する

プロジェクトの新規作成時に、プロジェクト標準コスト単価として設定します。コストは、既定では工数とユーザーのコスト単価から算出します。リソース割当が存在しないワークアイテムの計画コストは、既定では計画工数とプロジェクト標準コスト単価から算出します。

操作手順

  1. [標準コスト単価]を入力する。
  2. [保存]ボタンをクリックする。

既定のプロファイルを設定する

プロジェクトに設定される既定のプロファイルを設定します。プロジェクトの新規作成時に、もっとも多く利用される標準的なプロファイルを設定しておくと便利です。
また、既定のプロファイルが更新された場合に、必要に応じてバージョンアップしたプロファイルへの変更が必要になります。

Note

Standard Editionでは、本機能は利用できません。

操作手順

  1. [変更]ボタンをクリックする。
  2. [プロファイルの選択]ダイアログで、対象のプロファイルを選択する。
  3. [OK]ボタンをクリックする。
  4. [保存]ボタンをクリックする。

プロジェクト編集の制約を設定する

プロジェクトコードを必ずユニークにする場合に設定します。コードでプロジェクトを識別するような場合に設定します。

操作手順

  1. プロジェクトコードをユニークにする場合は、[プロジェクトコードがユニークになるようにシステムがチェックする]をチェックする。
  2. [保存]ボタンをクリックする。

プロジェクト画面でのリソース負荷の表示権限を設定する

Note

Standard Editionでは利用できません。

ユーザーの計画工数または実績工数を集計し、そのユーザーの作業負荷が確認できるリソース負荷という機能があります。この機能は分析機能でシステム全体として確認したり、プロジェクトの機能でプロジェクトメンバーの負荷を確認することができます。

プロジェクト内で表示するリソース負荷は、通常プロジェクトを閲覧できるメンバーなら全員確認することができますが、メンバーの構成によっては特定のメンバーのみ閲覧させたい場合があります。このような場合、設定を有効にすることで分析機能のリソース負荷に適用する表示のための権限をプロジェクト機能のリソース負荷にも反映することができます。これにより、例えば他のメンバーの工数は対象プロジェクト以外の工数が合算で表示されるなど、更にデータアクセスに対するセキュリティを強化することができます。

操作手順

  1. プロジェクトのリソース負荷に分析機能のリソース負荷と同じ権限を適用する場合は、[リソース負荷の権限をプロジェクトに適用する]をチェックする。
  2. [保存]ボタンをクリックする。

分析機能の制限を設定する

ピボット分析機能の「すべてのアイテム」に対する制限を設定します。

操作手順

  1. [すべてのアイテムで集計可能な最大プロジェクト件数]を入力する。
  2. [保存]ボタンをクリックする。

    Note

    この設定を変更すると、システム全体の負荷に影響する場合があります。
    お使いのサーバーPCのスペックにあわせて値を設定してください。

既定の表示言語を設定する

ユーザーを新規追加時に初期値として設定する表示言語とタイムゾーンを指定します。
システムの初期設定ではそれぞれ以下の設定となっているので、リストから変更したい項目を選択します。

設定項目 初期値
既定の表示言語 インストーラーの言語と同じ言語
例えば、日本語版のインストーラーでインストールした場合は初期値が「日本語(日本)」になります。
既定のタイムゾーン (UTC+9:00) Tokyo
日本語版・英語版ともに同じ初期値になります。