【Web版】計画的にサーバーを移行する

概要

このページでは、Web版の運用環境を変更する手順を紹介します。
以下のケースで変更をご検討されている方は、今回ご紹介する方法で実現できます。

• 評価中に使用していた暫定的な利用環境から、本番環境のサーバーマシンへ移行する
• 利用人数の増加に伴い、よりスペックの高いサーバーマシンでの運用に移行する
• サーバーマシンの老朽化やサポート切れに伴い、新しいサーバーマシンでの運用に移行する

移行手順

サーバーマシンの移行手順は以下のとおりです。

1. 移行用データベースのファイルを作成する
2. 移行先のサーバーマシンにデータベースのファイルを移動する
3. 移行先のサーバーマシンにSQL Server をインストールする
4. 移行先のサーバーマシンでデータベースを構築する

1. 移行用データベースのファイルを作成する

TimeTracker NX の運用を停止した状態で、最新の状態のデータベースをバックアップします。
詳細な手順はセットアップガイドの「1-2. データベースのバックアップ」をご参照ください。

Note

バックアップ中にデータが書き換えられることを防止するため、必ずバックアップ実行前にTimeTracker NX を停止してください。
TimeTracker NX の停止方法は、「システムを安全に停止する」をご参照ください。

2. 移行先のサーバーマシンにデータベースのファイルを移動する

移行用データベースのファイルを、移行後の環境にコピーします。

Note

移行用のデータベースのファイルをバックアップで作成した場合、Microsoft SQL Server の既定のフォルダに格納しておくと、その後の手順がスムーズになります。

3. 移行先のサーバーマシンでデータベースを構築する

以下の手順で移行先のサーバーマシンで TimeTracker NX 環境を構築してください。

1. TimeTimeTracker NX をインストールする

• 移行元の TimeTracker NX と同じ／より新しいバージョンの TimeTracker NX をインストールしている場合は、本手順は不要です。

• インストールは「TimeTracker NXをインストールする」の該当するパターンの手順を実施してください。
  なお、インストール時に作成データベースは「空のデータベース」としてください。

2. Redisをクリアする

• Redis にバックアップ前のデータベースの情報が残っている可能性がありますので、Redisをクリアします。
• 具体的な手順は「WebサーバーからRedisのデータを削除する」をご覧ください。

3. バックアップファイルを復元する

• SQL Server Management Studio を使用して、TimeTracker NXのデータベースにバックアップファイルを復元します。
• 具体的な手順は「4. データベースの復元」をご覧ください。

Note

移行元の TimeTracker NX よりも新しいバージョンに復元した場合、初回起動時にセットアップを実施します。
「4. Web版をバージョンアップする」の手順を実施してください。