プロファイルの設定を変更する
概要
プロファイルとは、あらかじめプロジェクトの設定項目をまとめて定義したものです。プロジェクト作成時に適用することで、設定情報(フィールドやステータスなど)をまとめて反映することができます。プロジェクトに適用したプロファイルは、後から変更をすることも可能です。プロジェクトの必要に応じてフィールドやステータスを変更していくことができます。
プロファイルの設定は「プロファイルを管理する」を参照ください。
本ページの構成は以下のとおりです。
No. | 項目 | 説明 |
---|---|---|
1 | プロファイルの設定内容 | プロジェクトのプロファイルに設定されている内容について説明します。 |
2 | プロファイルの設定内容を変更する | プロジェクトのプロファイルに設定されている内容を変更します。 |
3 | 更新されたプロファイルを反映する | システム設定のプロファイルが更新された場合に、そのプロファイルを適応しているプロジェクトに更新内容を反映します。 |
4 | プロファイルの変更を元に戻す | 変更したプロファイルの設定をリセットし、プロジェクト作成時の状態に戻します。 |
5 | アイテムタイプの設定をリセットする | アイテムタイプに対する変更をクリアし、継承元の状態に戻します。 |
プロファイルの設定内容
プロジェクトのプロファイルで設定されている内容は以下のとおりです。
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工程分類と作業分類
実績工数には、工程分類や作業分類を設定することができます。ワークアイテム単位よりも詳細な単位で実績工数を集計することができ、ワークアイテムを無駄に増やす必要がなくなります。
工程分類はワークアイテムを工程の視点で細分化するための情報で、作業分類は、レビューや手戻りといった作業種別の視点で細分化するための情報です。工程分類と作業分類の設定は、アイテムタイプ(タスクやパッケージなど)別に行います。
また、実績工数を入力する際に工程分類と作業分類の設定を必須にすることもできます。本設定はプロジェクトごとに行います。 -
利用アイテムタイプ
詳細な説明は「アイテムタイプを管理する」を参照ください。 -
フィールド構成
プロジェクトで利用するフィールドを設定することができます。プロファイルで定義されているフィールドの中から、プロジェクトで使用するものを指定します。フィールドの設定はアイテムタイプ別に行います。 -
画面レイアウト
ワークアイテムのアイテムプロパティで表示するフィールドの設定は、カスタマイズ可能です。表示対象とするフィールドの選択に加えて、フィールドの並び順の変更やグループ化をすることができます。頻繁に確認するフィールドを上位に表示するなど、運用に合わせて表示内容を最適化できます。画面レイアウトの設定はアイテムタイプ別に行います。 -
ステータス
ワークアイテムの進捗状況は、進捗率の値だけでなく、ステータスの文字列で管理することもできます。プロファイルでは、[ステータス]フィールドの選択肢を定義します。ステータスと進捗率の値を関連付けることができるので、プロジェクトで独自に進捗状況を表現することが可能になります。ステータスの定義はアイテムタイプ別に行います。
Note
Standard Editionでは、「フィールド構成」と「画面レイアウト」は表示されません。
プロファイルの設定内容を変更する
プロジェクトのプロファイルに設定されている内容を変更することができます。プロファイルの設定内容を変更する手順は、以下のとおりです。
共通手順
プロファイルの設定内容を変更するにあたり、共通の前提として以下の操作をまず行います。
- 対象プロジェクトを開く。
- ローカルナビの[設定]をクリックする。
- 左側のサイドメニューからプロファイルのメニューを展開する。
工程分類と作業分類の入力を必須にする
実績工数を入力する際に、工程分類と作業分類の入力を必須にすることができます。実績工数を細分化して集計する場合に、工程分類などの設定に漏れがないように徹底するために設定します。
Note
工程分類と作業分類の入力を必須にすると、工数入力時にそれぞれの設定が必要になります。この場合、各ワークアイテムに工程分類と作業分類の既定値を設定しておくことをお勧めします。工数を入力する際に、自動的に既定値が設定されるので、選択頻度の高い項目を既定値に設定しておくと、大半の工数入力で工程分類と作業分類の入力を省略でき、操作の負荷が軽減されます。
操作手順
- 左側のサイドメニューからプロファイルを選択する。
- [編集]ボタンをクリックする。
- 工程分類を必須とする場合は、[タイムシートで工程分類の設定を必要とする]をチェックする。
作業分類を必須とする場合は、[タイムシートで作業分類の設定を必要とする]をチェックする。 - [保存]ボタンをクリックする。
利用アイテムタイプを追加する
組織として用意されているアイテムタイプをプロジェクトのプロファイルに登録することでプロジェクト側で使うことができます。
操作手順
- 左側のサイドメニューから[プロファイル]-[ワークアイテム]を選択する。
- [+]ボタンをクリックして、「追加するアイテムタイプの選択」ダイアログを表示する。
- 追加するアイテムタイプを選択し、[→]ボタンをクリックして[追加対象]に移動する。
- [OK]ボタンをクリックする。
Note
追加するアイテムタイプは予め作成する必要があります。 手順3にて追加するアイテムタイプが表示されない場合はシステム管理者の方にお問い合わせください。
工程分類と作業分類を変更する
システム全体で、全プロジェクトが利用する工程分類と作業分類が定義されます。それらのうち、対象プロジェクトで必要な項目だけを定義することで、選択肢の表示をシンプルにして、実績工数やワークアイテムでの設定を効率よくできるようになります。
操作手順
- 左側のサイドメニューから対象とするアイテムタイプ①を選択する。
- [編集]ボタンをクリックする。
- 工程分類を追加する場合は、[設定可能な工程分類]の[+]ボタンをクリックし、[追加する工程分類の選択]ダイアログを表示する。
削除する場合は、対象工程分類を選択し[-]ボタンをクリックする。
※作業分類も同様です。 - 工程分類の一覧から追加する工程分類を選択する。
- [→]ボタンをクリックして、[追加対象]に移動する。
- [OK]ボタンをクリックする。
- [保存]ボタンをクリックする。
フィールド構成を変更する
プロジェクトで利用するフィールドを、プロファイルで定義されているフィールドの中から指定します。利用するフィールドの設定はワークアイテムの種類別になっており、それぞれ設定する必要があります。
Note
Standard Editionでは、フィールド構成を変更できません。
- 左側のサイドメニューから対象とするアイテムタイプの[フィールド]を選択する。
- 追加する場合は[+]ボタンをクリックし、[追加するフィールドタイプの選択]ダイアログを表示する。
削除する場合は、対象フィールドを選択し[-]ボタンをクリックする。 - フィールドタイプの一覧から追加するフィールドを選択する。
- [→]ボタンをクリックして、[追加対象]に移動する。
- [OK]ボタンをクリックする。
画面レイアウトを変更する
ワークアイテムのアイテムプロパティで表示するフィールドを、プロファイルで定義されているフィールドの中から指定します。例えば、「計画」「作業」「承認」それぞれのタイミングで入力すべきフィールドに分けて並べることで、必要なタイミングで必要な情報をまとめて入力しやすくなります。また、他の人がアイテムプロパティの画面を見てもどの段階まで進んでいるのか確認しやすくなります。
Note
Standard Editionでは、画面レイアウトを変更できません。
操作手順
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左側のサイドメニューから対象とするアイテムタイプの[画面レイアウト]を選択する。
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[画面レイアウトを指定]ボタンをクリックし、[画面レイアウトの設定]ダイアログを表示する。
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表示するフィールドを以下のようにカスタマイズする。
No. 編集内容 操作 1 表示対象に追加 [フィールド]から対象フィールドを選択し[→]をクリックする。 2 表示対象から削除 [画面構成]から対象フィールドを選択し[←]をクリックする。 3 グループの作成 [操作]-[グループを追加]を選択する。 4 並び順の変更 フィールドをドラッグ&ドロップして移動する。 -
[OK]ボタンをクリックする。
ステータスを変更する
ワークアイテムのステータス設定時に選択できる項目をプロファイルで定義されているステータスの中から指定します。各ステータスには、進捗率を設定することができます。ワークアイテムのステータスを変更することで、ワークアイテムの進捗率も自動に変更されます。
Note
Standard Editionでは、ステータスの初期値と進捗率の値のみ設定できます。
- 左側のサイドメニューから対象とするアイテムタイプの[ステータス]を選択する。
- 追加する場合は[+]ボタンをクリックし、[追加するステータスタイプの選択]ダイアログを表示する。
削除する場合は、対象ステータスを選択し[-]ボタンをクリックする。 - ステータスの一覧から追加するステータスを選択する。
- [→]ボタンをクリックして、[追加対象]に移動する。
- [OK]ボタンをクリックする。
- ステータスに相当する進捗率の数値を[進捗率]列に入力する。
Note
以下は、レビューの実施を前提とするプロジェクトでステータスと進捗率を定義した例です。
未着手 : 0%
作業中 : 50%
レビュー待ち : 70%
指摘対応中 : 80%
修正確認待ち : 90%
完了 : 100%
更新されたプロファイルを反映する
NEW in TimeTracker NX 4.3
プロジェクトを作成時に指定したプロファイルは、システムで管理しているプロファイルと継承関係にあります。そのため、システムで管理しているプロファイルが改訂された場合、プロジェクトマネージャーはシステム管理者により更新されたプロファイルを更新せずに現行のプロファイルをそのまま使い続けることも、プロファイルを更新して最新のプロファイルを適用することも可能です。
プロジェクトに適用したプロファイルを更新するには、以下の操作を行います。
- 左側のサイドメニューから[プロファイル]を選択する。
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[アップデート]ボタンをクリックする。
-
プロジェクトでカスタマイズした内容の扱いについて、以下のどちらかを選択する。
-
これまでのカスタマイズを移行
システム設定のプロファイルをプロジェクトに反映した後、プロジェクトでカスタマイズした内容を反映します。 -
プロファイルに従ってすべてリセット
システム設定のプロファイルをプロジェクトに反映し、プロジェクトでカスタマイズした内容は破棄されます。
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これまでのカスタマイズを移行
-
[プロファイルのアップデート]ダイアログにて[OK]ボタンをクリックする。
Note
プロジェクトのプロファイルが最新であったり、閲覧モードで開いている場合は、[最新版を適用]ボタンが表示されません。また、手順1の後に[編集]ボタンをクリックして編集状態にすると[最新版を適用]ボタンは無効になります。この場合は、一旦[キャンセル]または[保存]ボタンを押して編集モードを解除してください。
Note
[アップデート]ボタンの横にある[詳細表示...]からプロファイルの変更履歴を参照できます。変更内容を確認し、プロジェクトへの反映要否を判断してください。
プロファイルの変更を元に戻す
NEW in TimeTracker NX 4.3
プロファイルに対して行った変更を、元に戻したい場合は継承元のプロファイルの設定にリセットすることができます。変更を取り消したいときや、設定を初期状態にリセットしたいときに便利です。
プロファイル全体の設定をまとめてリセットしたい場合にご活用いただけます。
なお、特定のアイテムタイプの設定のみリセットしたい場合は、[アイテムタイプの設定をリセットする]をご覧ください。
操作手順
- 左側のサイドメニューから[プロファイル]を選択する。
-
[基本情報]にある[継承元プロファイルの設定に戻す]を選択する。
-
ダイアログの内容を確認し、[はい]ボタンをクリックする。
アイテムタイプの設定をリセットする
NEW in TimeTracker NX 4.3
アイテムタイプを変更した後、元の設定に戻したい時はアイテムタイプの設定をリセットすることができます。変更を取り消したいときや過去の状態に戻したいときに便利です。
「プロファイル全体の設定は残したいが個別のアイテムタイプに限って元の設定に戻したい」場合にご活用いただけます。
操作手順
- 左側のサイドメニューから[プロファイル]-[ワークアイテム]を選択する。
- 対象のアイテムタイプ(複数選択可能)を選択し、プロジェクト一覧の上部にある[操作]をクリックする。
-
表示されるメニューから[継承元プロファイルの設定に戻す]を選択する。
-
ダイアログの内容を確認し、[OK]ボタンをクリックする。
Note
本処理実施後、プロファイル詳細画面の「継承元プロファイル」記載バージョンの内容に設定されます。