Web版アンインストール
概要
Web版のみを運用している環境において、Web版をサーバーマシンからアンインストールする手順を説明します。Web版を再インストールする場合や、Web版を他のサーバーマシンに移行した後に、旧サーバーマシンを初期化する場合にも、本手順に従いWeb版をアンインストールします。
手順としては、「1 Web版をアンインストールする」にて、Web版で追加されたデータの削除とWeb版のプログラムのアンインストールをします。その後で、「2 TimeTracker NXで利用するツールをアンインストールする」にて、必要に応じて関連するツールをアンインストールします。
1 Web版をアンインストールする
Web版をセットアップする際に作成したデータベースを削除し、Web版のプログラムをアンインストールします。
1. データベースサーバーからデータベースを削除する
データベースサーバーからWeb版のデータベースを削除する手順を紹介します。なお、Web版のデータベースを削除するためには、あらかじめSQL Server Management Studioをインストールする必要があります。
- SQL Server Management Studioを起動し、TimeTracker NX用のデータベースに接続する。
SQL Serverのインストール時に指定した管理者ユーザーの情報を指定してログインします。 - 画面左の[オブジェクトエクスプローラー]のツリーを開き、
[データベース]‐[(TimeTracker NX用のデータベース名)]を選択する。
既定のデータベース名は「TimeTrackerNX」です。 - データベース名を選択した状態で右クリックする。
- 表示されたメニューから[削除]を実行する。
- [オブジェクトの削除]ダイアログ上に選択したデータベースが表示されていることを確認し、[OK]ボタンをクリックする。
- [オブジェクト エクスプローラー]から、[セキュリティ]‐[ログイン]‐[(データベース管理ユーザー)]を右クリックする。既定の管理ユーザー名は「timetrackernx_user」です。
- 表示されるメニューから[削除]を選択する。
- [オブジェクトの削除]ダイアログが表示されるので、[OK]をクリックして削除する。
2. WebサーバーからRedisのデータを削除する
Redisに含まれるTimeTracker NXの情報を削除する手順を紹介します。操作はWebサーバー上で行います。
- Redisクライアントを起動する。
Redisクライアントはデフォルトでは以下の場所にあります。
C:\Program Files\Redis\redis-cli.exe -
表示されるコンソール画面で以下のコマンドを実行します。
flushall
Redisを他のアプリケーションと共用している場合は、TimeTracker NXのインストール時に設定したRedis番号を使用して、以下2つのコマンドを実行します。
select Redis番号flushdb
-
コンソール画面を閉じます。
3.WebサーバーからWeb版のプログラムをアンインストールする
WebサーバーからWeb版のプログラムをアンインストールする手順を紹介します。
- [コントロールパネル]-[プログラムのアンインストール]にて「TimeTracker NX」を選択する。
- [アンインストールと変更]をクリックする。
- TimeTracker NX のインストールウィザードが表示されるので、[次へ]をクリックする。
- [プログラムの保守]の画面で[削除]のアイコンを選択する。
- [TimeTracker NXの削除]の画面で、[削除]をクリックしてTimeTracker NXをアンインストールする。
2 TimeTracker NXで利用するツールをアンインストールする
Web版で利用しているツールなどを必要に応じてアンインストールします。他のアプリケーションで利用していない場合は、アンインストールします。他のアプリケーションで利用している場合は、アンインストールする必要はありません。
1. データベースサーバーからSQL Serverをアンインストールする
データベースサーバーからSQL Serverをアンインストールする手順を紹介します。
- [コントロールパネル]-[プログラムのアンインストール]にて「Microsoft SQL Server」を選択する。
- [アンインストール]をクリックする。
他のツールでもSQL Serverを利用している場合は、TimeTracker FX用に作成したインスタンスのみ削除する。
2. WebサーバーからRedisをアンインストールする
WebサーバーからRedisをアンインストールする手順を紹介します。
- [コントロールパネル]-[プログラムのアンインストール]にて「Redis on Windows」を選択する。
- [アンインストール]をクリックする。
アンインストールを確認するダイアログが表示されるので、[はい]をクリックする。
3. WebサーバーのIISを無効にする
WebサーバーのIISを無効にする手順を紹介します。
- [サーバーマネージャー]-[ダッシュボード]で[役割と機能の追加]をクリックする。
- [役割と機能の追加ウィザード]が起動し[開始する前に]が表示されるので、[役割と機能の削除ウィザードの起動]をクリックする。
- [役割と機能の削除ウィザード]に切り替わるので、[次へ]をクリックする。
-
[対象サーバーの選択]画面で以下の項目を選択し、[次へ]をクリックする。
- 「サーバープールからサーバーを選択」
- [サーバープール]に表示された本サーバーマシンの名前
5. [サーバーの役割の削除]画面で[Web サーバー (IIS)]のチェックを外して、[次へ]をクリックする。
6. [機能の削除]画面では、そのまま[次へ]をクリックする。
7. [削除オプションの確認]画面では「必要に応じて対象サーバーを自動的に再起動する」にチェックして、[削除]をクリックする。自動的に再起動してもよいか確認のダイアログが表示されるので、[はい]をクリックする。
8. [削除の進行状況]画面で、[機能の削除]にて機能が正常に完了したことを確認して、[閉じる]をクリックする。