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新規インストール(1台のサーバーPCにまとめる)

概要

このページでは細かい設定をインストーラーに任せて、簡単に環境を構築する手順になります。
手軽に環境を構築したい場合や、Windowsサーバー以外を準備していない場合などに活用できます。

構成イメージ

このページで構築した環境では、工数入力やプロジェクト管理など一通りの運用が、Web版だけでできます。
構成としては下図の環境になります。

install_01_01.png

準備する物

このページでサーバー環境を構築するにあたり、あらかじめ以下の物を準備してください。

  • Windows Serverをインストールしたサーバーマシン
  • TimeTracker NXのインストーラー一式
    (ダウンロードしたZIPファイルを展開したもの)
  • TimeTracker NXのライセンスキーが記載されたメール
    (評価版の申し込み後や製品版のユーザー登録カードの送付後に届きます)

インストール方法

このページではWindows Server 2016の画面を例として環境を構築し、クライアントPCでTimeTracker NXを利用するまでの手順を紹介します。

全体の流れは以下のとおりです。

なお、TimeTracker NXのインストールでWindowsの再起動が必要になる場合があります。
TimeTracker NXをインストールする前に、対象のサーバーを利用するアプリケーションをすべて停止してください。

  1. Web版プログラムをサーバーにインストールする
    1. IISを有効にする
    2. Web版をインストールする
    3. Web版の初期設定をする
    4. ユーザー情報を登録する
  2. クライアントPCからサーバーにアクセスする

1. Web版プログラムをサーバーにインストールする

用意したサーバーマシンにWeb版をインストールします。
Web版は、サーバーマシンに構築したWebサーバーを利用します。

1.1 IISを有効にする

Windowsには、標準搭載のWebサーバーであるIIS(Internet Information Services)があり、TimeTracker NXではこのIISを利用します。
IISの機能はデフォルトでは無効になっているので、以下の手順で有効にします。

install_01_02.png

  1. [サーバーマネージャー]-[ダッシュボード]で[役割と機能の追加]をクリックする。
  2. [役割と機能の追加ウィザード]が起動し[開始する前に]が表示されるので、[次へ]をクリックする。
  3. [インストールと種類の選択]画面で「役割ベースまたは機能ベースのインストール」を選択し、[次へ]をクリックする。

    install_01_03.png

  4. [対象サーバーの選択]画面で以下の項目を選択し、[次へ]をクリックする。

    ●「サーバープールからサーバーを選択」
    ●[サーバープール]に表示された本サーバーマシンの名前

    install_01_04.png

  5. [サーバーの役割の選択]画面で[Web サーバー(IIS)]にチェックして、[次へ]をクリックする。
    [Web サーバー(IIS)に必要な機能を追加しますか?]の画面が表示された場合は、そのまま[機能の追加]をクリックしてください。

    install_01_05.png

  6. [機能の選択]画面では、そのまま[次へ]をクリックする。

  7. [Web サーバーの役割(IIS)]画面では、そのまま[次へ]をクリックする。
  8. [役割サービスの選択]画面では、そのまま[次へ]をクリックする。
  9. [インストールオプションの確認]画面では「必要に応じて対象サーバーを自動的に再起動する」にチェックして、[インストール]をクリックする。

    自動的に再起動してもよいか確認のダイアログが表示されるので、[はい]をクリックしてください。

    install_01_06.png

  10. [インストールの進行状況]画面で、[機能のインストール]にてインストールが正常に完了したことを確認して、[閉じる]をクリックする。

    install_01_07.png

以上でIISが有効になり、クライアントPCのブラウザで本サーバーマシンにアクセスできるようになりました。

次はWeb版のインストーラーを使用して、TimeTracker NXをサーバーマシンにインストールします。

1.2 Web版をインストールする

ダウンロードファイルの中にあるWeb版のインストーラー「TimeTrackerNXInstaller(バージョン番号).exe」を実行して、サーバーにWeb版をインストールします。

インストーラーを実行するとインストールウィザードが表示されるので、画面に従い以下の手順で進めてください。

install_01_08.png

  1. 最初の画面で[次へ]をクリックする。
  2. [使用許諾契約]の画面で「使用許諾契約書のすべての条項に同意します」を選択して、[次へ]をクリックする。

    install_01_09.png

  3. [インストールタイプの選択]の画面で「新規インストール」を選択して、[次へ]をクリックする。

    install_01_18.png

  4. [セットアップタイプの選択]画面で「高速」を選択し、[次へ]をクリックする。

    Note

    [高速]でインストールした場合、SQL Serverの管理者アカウントとデータベースの管理者アカウントはそれぞれ以下の設定になります。

    アカウント ログイン名 パスワード
    SQL Server 管理者 sa Administrator///
    データベース管理者 timetrackernx_user DbManager///

    install_03_02.png

    Note

    本画面で「高速」を選択すると、TimeTracker NX のインストーラがSQL Serverをインストールします。
    ただし、インストール先のサーバーPCに既に SQL Server がインストールされている場合は、接続先の SQL Server を選択する画面を表示します。
    install_02_05.png
    対象のSQL Server を選択し、必要な情報を入力してください。

  5. [TimeTracker FX 3.Xとの連携・移行の選択]画面で、「TimeTracker FX 3.Xと連携・移行しない」を選択する。

    install_01_15.png

  6. [インストール準備完了]画面で[インストール]をクリックする。
    インストールが開始されるので、完了を待ちます。

  7. インストールの完了画面で、URLのチェックボックスにチェックを入れたまま、[完了]をクリックする。

    install_01_10.png

以上でサーバーマシンにWeb版がインストールされました。
この時点では、まだWeb版を利用できません。Web版を利用するために、次は初期設定を行います。

1.3 Web版の初期設定をする

サーバーマシンにWeb版プログラムをインストールした段階では、まだWeb版は利用できません。
Web版を利用できるようにするために、まずはシステム全体の設定(初期設定)を行います。
初期設定は[セットアップウィザード]の画面で実施します。

Note

Windowsを再起動するなどブラウザを閉じた場合は、デスクトップ上に存在する[TimeTracker NXセットアップウィザード]の ショートカットをダブルクリックして下さい。

Note

TimeTracker NXが動作保証するブラウザは、 コチラ でご案内しております。
上記ブラウザが利用可能なクライアントPCで、以降の手順を実施してください。

install_01_11.png

セットアップウィザードでは以下の内容を設定します。

  • ライセンスキーの登録
  • 管理者アカウントの登録

これらの設定をブラウザで表示したセットアップウィザードの画面に従って以下の手順で進めます。

  1. 最初の画面で[次へ]をクリックする。
  2. [ライセンスキーの入力]画面にて、Web版のライセンスキーを入力して[次へ]をクリックする。

    Note

    ライセンスキーは事前にメールからにてご連絡しております。
    ライセンスキーの入力は、コピー&ペーストで行うことを推奨します。

    install_01_12.png

  3. 以下の情報とメールに記載されたライセンス情報が一致することを確認後、[次へ]をクリックする。

    • プロダクトキー
    • ライセンス期間
    • 組織情報
    • エディション
    • ライセンス数

    install_01_13.png

  4. [データベースの作成方法]画面で「空のデータベースを作成する」を選択し、[次へ]をクリックする。
    機能の確認など、すでに存在しているデータを使用して評価される場合は「サンプルデータベースを作成する」を選択してください。
    install_01_16.png

  5. [管理ユーザーの登録]画面で、TimeTracker NXのシステム設定画面にログインできる管理者ユーザーのアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックする。

    Note

    システム設定画面では、アカウントや組織、役割の定義など、TimeTracker NXを利用するために必要な情報を設定します。

    install_01_14.png

  6. [実行の確認]画面でデータベースの作成内容と管理ユーザーの情報を確認して[実行]をクリックする。

    install_01_17.png

  7. [確認]ダイアログが表示されるので、[OK]をクリックする。

  8. [セットアップの完了]画面が表示されるので、[管理画面へ移動]をクリックして次の手順に進む。

    install_03_09.png

以上でサーバーマシンの準備が整いました。

Web版を利用するためには、ユーザーがログインできるようにユーザー情報を入力する必要があります。
次に案内する手順に従って、ユーザー情報の登録を行ってください。

1.4 ユーザー情報を登録する

これまでの手順ではまだ管理者のユーザー情報しか存在しないため、一般利用者はログインできません。
一般利用者もログインできるように、管理者がログインして一般利用者のユーザー情報を登録しましょう。
管理者のログイン情報は「1.3 Web版の初期設定をする」で設定した管理ユーザーです。

ユーザーがTimeTracker NXにログインできるようにするために必要な設定は以下の3点です。
これら以外の項目については、必要になった時点で後から設定すれば問題ありません。

  • 組織情報
  • 権限情報(システムロール)
  • ユーザー情報

具体的な設定方法については、TimeTracker NX ヘルプの以下のコンテンツをご確認ください。

これでクライアントPCからTimeTracker NXにログインできるようになりました。
引き続きクライアントPCからアクセスするには、以降の手順を参照してください。

2. クライアントPCからサーバーにアクセスする

クライアントPCからブラウザを利用してTimeTracker NXにアクセスする手順を説明します。
クライアントPCでWeb版を利用するには、ブラウザを起動して以下のURLにアクセスしてください。

  • http://(TimeTracker NXのサーバーマシン名)/(Webアプリケーション名)/login

ログイン画面が表示されるので、「1.4 ユーザー情報を登録する」で登録したユーザー情報でログインします。

以上でTimeTracker NXにログインできました。
次のステップとして、ヘルプにて目的に応じたページを参照頂き、機能や操作を確認してください。