稼働中のデータベースのコピーを利用し、TimeTracker FXを評価する手順を説明します。
この手順は、以下のような方が対象です。
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TimeTracker FX 3.7以前のデータベースをアップグレードすると、一部のデータが変更されます。
詳細はこちらをご覧ください。
アップグレードの前に評価する |
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評価用のサーバマシンに、TimeTracker FXとデータベースサーバをインストールします。
サーバマシンには、TimeTracker FXのサーバマシン用アプリケーション、管理ツールなどがインストールされます。
[autorun.exe]の[TimeTracker FXをインストールする]をクリックします。
管理者のPCをサーバマシンとして利用することもできます。
インストーラを実行する
インストーラを実行します。
画面の表示内容に従い、インストールを進めます。
利用方法と役割を選択する
[利用方法の選択]と[マシンの役割選択]で、以下を選択します。
[利用方法の選択]
[マシンの役割選択]
この選択で、サーバには以下の機能がインストールされます。
SQL Server Expressのインストールを選択する
[SQL Server Express をインストールする]を選択します。
SQL Server Expressの設定は自動で行われます。設定内容は こちらをご覧ください。
SQL Server Expressのインストールは、[autorun.exe]で後から実行することもできます。
後からSQL Serverをインストールする場合は、[SQL Server Express をインストールしない]を選択してください。
Excel連携アドインのインストールを選択する
Excel連携アドインは、Excel上でTimeTracker FXのプロジェクト計画を編集できるExcelのアドインプログラムです。
通常サーバマシンでは使用しません。Excel連携アドインを使用しない場合は[Excel連携アドインをインストールしない]を選択してください。
Excel連携アドインはProfessional
Editionのみで利用できます。
Standard Editionを利用される場合は、[Excel連携アドインをインストールしない]を選択してください。
インストールを開始する
[インストール]ボタンをクリックすると、インストールを開始します。
Server Managerを利用し、稼働中のデータベースを評価用のサーバマシンにコピーします。
このコピーしたデータベースを利用し、評価を行います。
利用者がTimeTracker FXにアクセスしない時刻に行ってください。
コピーするデータベースの選択
Server Managerを起動し、[データベースの管理]からコピーする対象のデータベースを選択します。
Server Managerは、SQL Serverを実行しているサーバマシンのみで利用できます。
データベースをコピーする
[データベースの管理]から[データベースをコピーする]をクリックし、画面に従ってデータベースのコピーを作成します。
利用者がTimeTracker FXにアクセスしない時刻に行うことをお勧めします。
[データベースの管理]から、コピーで作成したデータベースを選択します。
[プロパティ]の[データファイル]をクリックし、データファイルが保存されているフォルダを開きます。
この手順は、コピーで作成したデータベースに行ってください。
[プロパティ]の[データファイル]の値をメモしてください。メモは後の手順で使用します。
フォルダのウィンドウは閉じないでください。後の手順で使用します。
コピーで作成したデータベースの登録を解除する
[データベースの登録解除と削除]の[データベースの登録を解除する]をクリックし、データベースの登録を解除(デタッチ)します。
この手順は、コピーで作成したデータベースに行ってください。
登録を解除すると、TimeTracker FXやデータベースサーバからはアクセスできません。稼働中のデータベースの登録を解除しないよう、十分ご注意ください。
登録を解除したデータベースは、[データベースを登録する]から登録できます。
データファイルを評価用のサーバマシンにコピーする
開いている[データファイルのフォルダ]のメモしておいたデータファイルを選択し、評価用のサーバマシンの任意のフォルダにコピーします。
コピーしたデータファイルを、データベースとして評価用のサーバマシンのSQL Serverに登録します。
Server Managerを起動する
以下をクリックし、Server Managerを起動します。
Windows[スタート]メニュー-[プログラム]-[TimeTracker FX]-[Server Manager]
Server Managerを初めて起動した場合は、ライセンスキーの登録が必要です。
プロダクトIDとライセンスキーは、電子メールで送付しています。
データベース登録ウィザードを開く
[データベースの作成と登録]の[既存のデータファイルをサーバに登録する]をクリックします。
データベースサーバへの接続
データベースの管理に必要な情報を入力して、データベースサーバへ接続します。
[autorun.exe]からインストールしたSQL Server Expressの管理者ログインは「sa」、パスワードは「Admin///」です。
データファイルの選択
コピーしたデータファイルを選択します。
データベース名の入力
登録するデータベース名を入力します。登録を解除する前のデータベース名と異なる名前も設定できます。
サーバ設定ファイルの出力先フォルダを指定する
[参照]ボタンをクリックして、[サーバ設定ファイル]を出力するフォルダを指定します。
サーバ設定ファイルは、TimeTracker FXのログイン時に使用します。後の手順で必要となるため、出力先フォルダは忘れないようにメモしておいてください。
データベースを登録する
設定内容を確認して、データベースの登録を開始します。
サーバ設定ファイルを展開する
メモしておいたサーバ設定ファイルを、以下のいずれかの方法で利用者に展開します。
共有フォルダに公開する(推奨)
管理者がネットワーク上の共有フォルダにサーバ設定ファイルを保存します。 利用者はTimeTracker FXのログイン時に、管理者から案内された共有フォルダを指定します。 |
利用者に配布する
管理者がサーバ設定ファイルを各クライアントPCに配布します。 利用者は配布されたサーバ設定ファイルを任意のフォルダに保存して、TimeTracker FXのログイン時にそのフォルダを指定します。 |
登録したデータベースをアップグレードします。
アップグレード後は、TimeTracker FX 3.8以前のクライアントからはログインできなくなります。
データベース作成/更新ウィザードを開く
Server Managerを起動して、[データベースを新規に作成またはアップグレードする]をクリックし、登録したデータベースのバージョンに合わせアップグレードを選択します。
TimeTracker FX 2.0~3.8の場合
[TimeTracker FX を最新版にアップグレードする]を選択します。
サーバ接続情報を入力する
データベースのアップグレードに必要な情報を入力して、接続が成功することを確認します。
管理者ログインのパスワードが空白の場合は接続できません。パスワードを変更してください。
[Windows認証]では接続できません。認証モードを[混合認証]に変更してください。
接続確認に失敗した場合は、以下の内容をご確認ください。
データベースサーバ名が誤っていないか
データベースサーバのサービスが停止していないか
管理者ログイン、またはパスワードが誤っていないか
アップグレードするデータベースの選択
アップグレードするデータベースを選択します。
ライセンスキーを登録する
[プロダクトID]と[ライセンスキー]を入力します。
プロダクトIDとライセンスキーは、電子メールで送付しています。
[ライセンス情報]の[ライセンス数]、[有効期限]、[エディション]が正しいことを確認してください。
アップグレードの実行
アップグレードの設定内容を確認し、[完了]ボタンをクリックします。
サーバタスクの稼動状態を確認する
サーバタスクの稼動状態を確認します。
[サーバタスク状態]が[停止中]の場合は、[サーバタスクを開始する]をクリックします。
サーバタスクが開始されない場合は、[Server Manager ヘルプ]をご覧ください。
サーバタスクの処理状態を確認する
サーバタスクの処理状態を確認します。処理状態はデータベースごとに異なります。
[サーバタスク処理状態]が[停止中]の場合は、[サーバタスクを停止する]をクリックしてサーバタスクの処理を停止後、[サーバタスクを開始する]をクリックしてサーバタスクを開始します。
サーバタスクが開始されない場合は、[Server Manager ヘルプ]をご覧ください。
評価を行うクライアントPCに、TimeTracker FXをインストールします。
[autorun.exe]の[TimeTracker FXをインストールする]をクリックします。
管理者のPCをサーバマシンとした場合は、管理者のPCにこの手順は不要です。
利用者がインストールを行う場合は、[TimeTrackerFXSetup.exe]を配布することも可能です。
インストーラを実行する
インストーラを実行します。
画面の表示内容に従い、インストールを進めます。
[ユーザアカウント制御]が表示される場合は[許可]をクリックしてください。
利用方法と役割を選択する
[利用方法の選択]と[マシンの役割選択]で、以下を選択します。
[利用方法の選択]
[マシンの役割選択]
この選択で、クライアントには以下の機能がインストールされます。
Excel連携アドインのインストールを選択する
Excel連携アドインは、Excel上でTimeTracker FXのプロジェクト計画を編集できるExcelのアドインプログラムです。必要な方のみインストールしてください。
Excel連携アドインはProfessional Editionのみで利用できます。Standard Editionを利用される場合は、[Excel連携アドインをインストールしない]を選択してください。
インストールを開始する
[インストール]ボタンをクリックすると、インストールを開始します。
TimeTracker FXにログインして、機能を評価します。
TimeTracker FXにログインする
TimeTracker FXを起動して、稼働中のTimeTracker FXで利用しているアカウントを入力しログインします。
ドキュメント
[ファーストステップガイド]を使い、評価を行います。
他にもTimeTracker FXの機能や操作方法を説明したドキュメントが付属しています。
ドキュメントの内容についてはこちらをご覧ください。
評価を終了する
評価を終了し、評価に使用したTimeTracker FXとデータベースサーバをアンインストールする場合は、こちらを参照してください。
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