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Jiraと自動同期したいです

ご質問

Jira と TimeTracker NX 間のデータを自動で同期する方法を教えてください。

ご回答

Jira は Jira のシステム管理者権限を持つユーザーしか自動同期を実施できません。
これは Jira の制約によるものです。

ただ、そのまま運用した場合は、
 自動同期の設定をするたびにシステム管理者の方が作業する必要がある
ため、非常に手間がかかります。

そこで、TimeTracker NX Sync は Jira のシステム管理権限がなくても自動同期できる方法をご案内しております。
(詳細は下記の「システム管理者向け手順」をご参照ください。)

運用方針を決めて手順とともに、ユーザーの方に展開されることをお勧め致します。

なお、システム管理者向け手順でご紹介している「【パターン1】プロジェクト管理者に自動同期の権限を委譲する。」をご希望の方に対し、 以降で詳細な手順をご紹介します。

プロジェクト管理者に自動同期の権限を委譲する方法

概要

自動同期には Jira の Web API を利用しますが、以下の制約があります。

  • API呼び出しには Jira のシステム権限者のアカウント・パスワードが必要である。
  • 何もしないと同期作成時に入力したアカウントとパスワードを使用するが、権限がない場合は自動同期できない。

Jira のシステム管理権限を持つ方が全ての同期設定を管理することは難しい場合もあります。
そこで『予め権限がある方のアカウントとパスワードを登録する方法』をご紹介します。
これにより、システム管理者の方が作業しなくても、自動同期を実現できます。

設定手順

  1. TimeTracker NX Sync のサーバーを停止する。
    具体的な手順は「TimeTracker NX Sync サーバーを停止する方法を教えてください。」を参照ください。

  2. コマンドプロンプトを開き、以下のフォルダに移動する。

    「TimeTracker NX Sync のインストールフォルダ」\Tools
    

    Note

    「TimeTracker NX Sync のインストールフォルダ」はデフォルトでは以下のフォルダになります。

    C:\Program Files\Denso Create\TimeTracker NX Sync\Sync Server
    

  3. コマンドラインに「auth-info-generator.exe -コマンド」を入力し、実行する。
    具体的なコマンドは以下です。「必須」が"○"の項目は必ず指定してください。

    オプション 必須 意味
    -h --help : ヘルプ
    -u --url : 連携対象ツールのベースURL
    -t --type : 連携ツール名 (「"JIRA"」を指定)
    -l --loginname : Jira管理者のログイン名
    -p --password : Jira管理者のパスワード
    -o --output : 出力ファイルの格納場所

    入力の例

    auth-info-generator.exe -u "https://****/jira" -l "okamoto" -p "abcd1234" -t "JIRA"
    

    Note

    出力したファイルではパスワードは暗号されています。

    出力ファイル「auth.json」の例

    {
        "https://example.com/jira" : {
            "ToolType": "JIRA",
            "AuthType": "Basic",
            "LoginName": "okamoto",
            "Password": "AOidcdSPPFS93-sS"
        }
    }
    

  4. auth.json(3により生成したファイル)を「TimeTracker NX Sync のインストールフォルダ」直下にコピーする。

  5. TimeTracker NX Sync を起動する。

上記の操作後、自動同期ができていれば成功です。

「auth.json」を作成した後の運用について

一旦作成した後、ご利用のケースに合わせて以下の処置をしてください。

連携先サーバーの追加

TimeTracker NX Sync は複数の Jiraサーバーと連携できます。
他の Jiraサーバーに対しても自動同期をしたい場合は、以下の操作を実施してください。

  1. 「auth.json」をツールの出力先に格納してください。(前回作成時から移動や変更していなければそのまま)
  2. 「設定手順」に沿って新しく設定したいサーバー情報を入力してください。
    前回の情報に追加します。
    出力例:上段が1回目に出力した情報です。
    {
        "https://example.com/jira" : {
            "ToolType": "JIRA",
            "AuthType": "Basic",
            "LoginName": "okamoto",
            "Password": "AOidcdSPPFS93-sS"
        },
        "https://172.XXX.XX.XX/jira" : {
            "ToolType": "JIRA",
            "AuthType": "Basic",
            "LoginName": "okamoto",
            "Password": "AOidcdSPPFS93-sS"
        }
    }
    

既に設定したサーバー情報の変更

既に登録した Jiraサーバーの設定を変更したい場合は、同じURLを指定して「設定手順」を実行してください。

Note

ログイン名、パスワードを変える場合が該当します。
同じ URL を指定した場合は、情報を上書きします。

サーバー情報の削除

自動同期を解除したい場合は、TimeTracker NX Sync を停止し、「auth.json」から手動で該当箇所を削除してください。

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